ここ最近、「子供の睡眠時間が短くなった」「夜更かしする子が増えた」と言われるようになりました。富山大大学院医学薬学研究部の関根道和准教授と鏡森定信教授(保健医学)が長期にわたって、子供の睡眠時間と肥満の関係を調べたところ「寝ない子は太る」という結果が出たそうです。
引用元:熊本日日新聞(2008年1月5日付朝刊)
http://www.kumanichi.com/iryou/kiji/kodomo/143.html

調査結果によると3歳時の睡眠時間は、成長してからも変わらないそう。つまり3歳の時に夜更かしていた子は、中学生、高校生になっても就寝時間は遅いまま。その習慣が子供の肥満の原因になっている、というのです。


もちろん、肥満の原因は睡眠時間だけに特定できるものではありません。遺伝子や食生活なども関係してきます。でも「子どもの睡眠は、成長ホルモンや自律神経などを介して、心身の発達や健康に影響する」そうですから、子どもの健やかな成長の為にも睡眠は重要。最近すぐにキレる子が増えたのも、案外、この睡眠不足に関係しているのではないでしょうか?
もう一つ、この記事で注目したいことは、幼少時の睡眠習慣が成長してからも続くという事実。実はこの問題、先日私と幼稚園ママの間で話題になったばかりなのです。
私の家では、子供たちが小さい頃から就寝時間は午後8時と決めています。この
決まり事は小学生になった今でも続いています。さすがに、小学6年生になった長男は午後8時には寝ませんが、それでも遅くても午後10時には布団に入っています。反対に、友人の家では小さい頃から夜更かしの習慣が抜けず、小学生になった今もなかなか寝なくて困っているそうです。夜寝てくれないから、自分の時間が持てないし、朝起こしてもちゃんと起きてくれないから、困るわと言っていました。
小さい頃夜更かししていても、大きくなれば早く寝るようになるわ、なんて思っている人も多いようですが、事実はその反対。小さい頃に「早寝早起き」の習慣をつけておかないと、成長してから子どもが苦労することになります。「夜は忙しくて、寝かせている時間がないのよ」なんて大人の都合で振り回さず、早く寝かせる習慣をつけさせてあげたいですね。