『トツキトウカ(2007ー2008)』
最近、少年が、自分の親や家族を殺すという痛ましいニュースをよく耳にします。ニュースを見る限りでは、どの親御さんも、方向性は色々あれど、一生懸命、わが子を育てていたことが伝わってきます。
それなのになぜ・・・?私は、原因のひとつに、親の愛情が正しく子供に伝わっていないことが考えられると思います。最近は、忙しさにかまけて子供たちとの会話の時間も自慢できるほど多くはありませんが、子供たちと盛り上がる話題のひとつに、その子が産まれたときや新生児の頃の話があります。
「産まれた時は、「ラーッ」て泣いてたよ」「片目があいてなくて猫ぐらいの大きさだったよ」などと話をすると、保育園児の末っ子から中学生のお兄ちゃんまで、照れくさそうにしながらも、目を輝かせて質問をしてきます。自分が本当に愛されて産まれてきたということを実感できるからなのかな、と思います。
現在、横浜市でも、市と民間企業が一体となり、「横浜で生まれた赤ちゃんは、ママ・パパから詩をもらう」というトツキトウカ YOKOHAMAプロジェクトをはじめたそうです。


妊娠中や赤ちゃんが産まれたときの喜びを詩にして投稿するというもので、募集は1月末締め切り、詩集は3月に発行とのこと。
詩の募集リーフレットは、母子手帳交付時に一緒に手渡されるほか、市内の産院、小児科、育て支援センターなどで入手できるそう。
私は応募資格がなく残念(^^;ですが、横浜市在住・在勤の妊娠中や0歳児のお子さんをお持ちの親御さんは、ぜひ応募されてはいかがでしょう?お子さんにとって、最高のプレゼントになりそうですね。
最近、青少年の性の乱れが問題になっていますが、この本を読めば、命の尊さや、本当に好きな人が出来たときにこそ子供を産むべきだという性の大切さが伝わるかもしれません。
若い人にこそ、ぜひ読んでほしい一冊です。