私の体験ですが、同じような経験をしている方も多いと思いますので、少しでも気休めになればと思い書かせていただきました。
出産後は、自分が思っているより精神的に不安定になっていて、周りの協力が必要だと思います。
特に第一子の場合、何もかも分からず、毎日子育てを楽しむ余裕など無く、睡眠不足で精神的にも体力的にも辛い経験をされる方も多いのではないかと思います。誰かに助けを求めようにも、最近は近所づきあいも稀薄で両親や兄弟姉妹なども近くに住んでいないなどで、密室保育になりがちなのではないでしょうか。
私の場合、36歳で結婚して共働きのまま、38歳で出産しました。しかも、出産一ヶ月前に引越しまでしてしまったため、近所づきあいなどは皆無でした。また高齢出産にも拘らず引越し作業などの無理をしたため、産後は、肉体的にも惨憺たる状況でした。
私も夫も実家が遠く近所に親戚や友人など親しい人がいなかったため、私の密室保育は半年ほど続きました。
最初の3,4ヶ月は、赤ちゃんの生活リズムが掴めず、なかなかタイミングよく外出することができず、買い物にも出られない状況でした。その中で、私のストレスは最高潮に達し、不満や愚痴を帰宅した夫に話す以外ありませんでした。夫はそれがストレスになり、夫婦間の関係は最悪になり、私は一方的に(!?)毎日離婚を考え、泣き暮らす(笑)ことになりました。
それを救ってくれたのが・・・


保健所の6ヶ月検診でした(お役所は書類仕事をしているだけだと思っていましたがそうではなかった!)。体重測定、医師の診察の後に、職員の方が育児の悩みなどを聞いて下さり、私の場合、重症とみなされたのか、カウンセラーの方のところに連れて行かれました。そこで、鬱積した夫への不満が爆発し子供のように“わんわん”泣き、特別プログラムのベビーマッサージ講座に無料招待される特典まで頂きました。
これは、密室保育ケースのケアの為のものだったようで、その後、選任のカウンセラーが付き、希望により電話や自宅訪問などで悩みを聞いて下さったり、お手紙を下さったり、と至れり尽くせりでした。
また、同じように育児や夫との関係に悩む人たちの集会などもあり、お互いの話を聞いたり、アドバイスし合ったりして精神的にかなり救われました。お蔭様で、離婚を思いとどまることが出来、今に至っています。
本当に、この時ほど横浜市に税金を納めていて良かったと思ったことはありません(笑)。
その他に、私が利用してとても良かった横浜市のサービスは、保育園の「一時預かり」制度です。認可保育園(全てではない)で行われていて、1ヶ月前など決まった日に電話などで申し込み、半日又は1日単位で子供を預かってくれるというものです。有料ですが、ベビーシッターに比べて格段に安く(H18年度で、1日8:30-16:00で2,400円)、一時保育の担当の方が付く上に、ほか数名の保育士さん達の中で見てもらえるので安心感がありました。
横浜市は子育て支援に力を入れているようで、他にも
「子育て支援サポートシステム」というものがあります。市民同士のネットワークで、登録制で子供を“預かれる人”と“預かって欲しい人”を結ぶというものです。昔は近所づきあいでやっていたことを行政がサポートしているような感じです。但し、利用には、少ないながら料金が発生します。
それが返ってお礼などで悩む必要もなく、何度頼んでも悔いにならないので良いと思います。また、横浜市が保険を子供一人一人に掛けてくれるので、子供が怪我をしたり、物を壊しても、個人での弁償などは発生しないのも良いと思いました。私は、ママ友達に自宅にいながら出来るアルバイトとして、これを紹介しました(^_^)。
横浜市以外に在住の方も、各市町村で独自に子育て支援サービスを行っているようですので、是非ご自分の近くの市役所などに問い合わせされたら良いと思います。
ヨコハマはぴねすぽっと(横浜市こども青少年局 こども・青少年のポータルサイト)