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昨今、ママの育児ノイローゼなどによる「幼児虐待」が増え、社会問題になっています。その理由として、核家族化により作業分担ができず、家事全般をママが背負うことによって追い込まれ、気持ちを発散する場所がないという現状があります。
そこで今回は、そんなママ達の強い見方となる相互支援施設をご紹介したいと思います。
品川区荏原に「荏原ほっとサロン」という施設があります。
ここでは、『ニッコリータ』という、赤ちゃんから大人まで地域の誰もが自由に参加でき、仲間を作ってくつろいだり遊んだりする場所を提供する会が開かれています。『ここちよい居場所を作ろう!』をコンセプトに、自主グループの方たちで「子育て相互支援」を行っているのです。
実は、私も一歳の娘を持つ一児のママですが、近所の交流会で知り合ったママ友達と『ニッコリ音楽隊』という演奏グループを作り、私は歌を担当して、月に一度『ニッコリータ』を活用し、演奏会を開いています。
演奏する全員が7ヶ月〜1歳の子供を持つママで、演奏中は子供をスタッフの方や他のママ達に面倒を見て頂き、安心して演奏することができます。
9月18日に演奏会を開きましたので、その時のレポートをお伝えします。


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その日には、一工夫して演奏を聞く側も楽しんでもらえるように、何人かで手作りのマラカスをジュースの空き瓶などで作成し、演奏に合わせて子供たちがそのマラカスで音を出して一緒に参加する喜びを感じられるようにしました。
楽器はバイオリン・ピアノ(ピアノがない為キーボードを使用)、そして歌のコラボレーションです。
曲目は『ドレミの歌』『ちょうちょ』『こぎつね』『むすんでひらいて』など子供が楽しめる曲から、バイオリンの『ブラームスのワルツ』『カノン』、歌とピアノで『シューベルトの子守唄』など本格的なクラシック演奏もしました。子供が楽しめる曲は親子ともマラカスでとても楽しそうにリズムを刻んでいたので大成功、そしてクラシックの受けが不安でしたが、これが以外に以外、子供達も静かに座って聞き入り、ママ達もホッとしていました。
そこで、演奏を終わって、演奏を聴いたママに感想を聞いてみると、
「生のクラシック演奏を聴く機会がないので、気分がとても癒され感動しました」
「子供達にクラシック演奏を聞かせる良い機会になりました」
「自分たちも参加できる音楽の演奏会はなかなかないので、楽しかったです」
「また、ぜひ開催して下さい。楽しみにしています」
などと、良い反響を得ることができ、私達は趣味を媒介して多くの方と時間を共有し、互いにリラックス効果が得られ満足しました。
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このように、自分の趣味を発表したり、お話をして癒されたいという方は他の方とお話をして癒されたり、アドバイスを受けたい時には年配の方を交えた交流などを行い、居場所を開放して「どの子供も自分の子供のように見守りましょう」と子育てを支援する施設を提供しているのです。
この他にも多くの子育て支援施設や子育て支援NPOが活動をしています。
このような施設の利用は無料や、多くても何百円という価格で利用できます。ぜひ、近くの施設をインターネットなどで検索して探してみましょう。
そして、子育てを多くの方と共有し、楽しんで行うことで育児ノイローゼから開放され明るい子育てをしようではありませんか。