先月、息子が通う中学校で「ケータイ安全教室」が開催されるというので、聞きに行ってきました。
NTTドコモケータイ安全教室案内サイト
この「ケータイ安全教室」はNTTドコモが2004年から行っているもので、要望があった全国の小・中学校、高等学校、地域コミュニティなどの団体に講師を派遣し、携帯電話を使う際のマナーやトラブルへの対処方法、フィルタリングサービス(アクセス制限サービス)などについて説明を行っています。
まず、はじめに携帯の便利さについて説明を受けたあと、ケータイで実際にあったトラブルをパンフレットや映像を交えながら話を聞きました。その後、架空請求メールが来たという設定で、先生と生徒さんの代表者が前に出て、騙す人、騙される側になり寸劇を演じてくれました。
実際の事例を多く紹介してくれたおかげで、非常にわかりやすい内容だったのですが、一番聞きたかったフィルタリングサービス(アクセス制限サービス)についての説明は、さわりだけだったのが残念でした。
子供に携帯を持たせることで注意しなくてはいけないことは、まず「親がお金を払っているんだ」ということ。携帯で友達とコミュニケーションを取ろうとするのではなく「大切な話をするときは顔と顔を合わせてコミュニケーションすること」。大人から見れば簡単なコミュニケーション問題でも、まだ現実世界でうまく人間関係が築けない子供たちから見れば、とまどうことも多いそうです。そんなときは、ひとりで悩まないで周りの大人に相談するように、ともおっしゃっていました。
最近は携帯を使った犯罪が多発し、子どもが犯罪に巻き込まれるケースも増えてきました。携帯は便利なだけではない、違う目的で使われると恐ろしいことになる。子供たちもいろんな事例を見て、それを体感したのではないでしょうか?