京都新聞2月2日付の夕刊に日本サッカー協会が行っている「こころのプロジェクト」活動のことが掲載されていました。
「こころのプロジェクト」活動とは、元日本代表選手や現役のJリーガー、なでしこジャパンの選手などが「夢先生」になり、小学校で授業を行う活動のことです。前半は、体を使ったゲームを楽しみながら、フェアープレーや助け合いの精神を学ぶ授業。後半は夢先生のトークを通じて、夢を持つことの素晴らしさや、夢を実現する努力について学びます。すでに1都12県で実施、活動は142回にのぼるそうです。また夢先生もサッカー選手だけでなく、プロ野球選手や競泳などほかのスポーツ界からの参加が広がっているそうです。


個人面談の時、息子の担任の先生が「子供たちは失敗を恐れるのか、質問してもすぐにわからない、という。間違ってもいいじゃないか、と言っても、みんなの前で恥をかくのが嫌みたいで、発言しない子が多い」とおっしゃっていました。
失敗をおそれ、躓く事をおそれる、そんな今の子供たちは物質的には恵まれていても、精神力はとても弱いのかもしれません。夢を実現させたプロスポーツ選手達は、皆さん、人一倍精神力の強い人たちばかりですから、授業を受ける子ども達にとって、いい刺激になるのではないでしょうか?
また、最近の運動会では、危ないという理由で、組み立て体操や騎馬戦がなくなっている学校があります。それに家の中でゲームばかりしているのですから、サッカーのように体をぶつけ合いながらフェアープレーを学ぶ機会も減ってきているのではないでしょうか?
スポーツを通して、子供たちに夢を持つ大切さや仲間を思いやる気持ちをはぐくもうというこのプロジェクト。08年度中に、全ての都道府県での授業の実施を目指しているそうです。