年齢差が10歳近くある3人の子供を育てていると、だんだんに子育てへのパパの参加率が高まっていることを感じます。
近くのデパートには、母だけの授乳室と男性も利用可の授乳室があります。
どちらも結局母親専用のような状況が長く続いていましたが、最近、男性可の授乳室で赤ちゃんを抱いた若いパパをちょくちょく見かけるようになりました。
そして、公園に遊びに行くと、平日休みのパパでしょうか。小さい息子や娘を連れてきて遊ばせている人が増えているように感じます。
2007年11月11日付け日経新聞に、アメリカの専業主夫が10年前の3倍に増えたという記事が掲載されていました。
その中で、専業主夫エイドリアンさんの
「主婦や地域の女性のきずなは強く、支え合っている。家庭を預かる同じ立場として仲間に入りたいが、男性が女性に近づいて誤解を招くのも困る。」という声にふれて、どきりとしました。
確かに、授乳室や公園であった女性に「今お子さん、どのくらいですか?」と話しかけて、育児情報の交換をしたことはあっても、同じようにそこに来ている男性に話しかけたことはありませんでした。


私の場合、地域の女性と強いきずながあるというわけではないのですが、
男性に声をかけて「誤解を招くのも困る」という意識はどこかにあるような気がします。
公園で顔をあわせても、女性同士だけで会話をしていて、声をかけられたことのない男性はちょっと居心地が悪く感じていたかもしれません。子供とパパだけでひたすら遊び、誰とも交わらずに帰ってしまう人がほとんどでした。
そんな中で一度だけ、人垣ができるほど人気がでたパパを見かけたことがあります。
そのパパは、手作りのペットボトルロケットを持ってきていたのです。
水を入れて、空気入れを数回動かすとシュッと勢いよく飛び上がる。
子供達はみな自分の遊びを忘れて見に行き、交代でやらせてもらうために列ができました。
ママもパパも、「うわ!おもしろい!一緒にやらせて!」という遊びを展開していると話しかけやすいのかもしれません。ペットボトルロケットを作る腕前はないのですが、今度は公園に空き箱や段ボールでも持って行ってみんなで遊んでみようかなと思いました。