大阪府の橋下徹知事が「ケータイ禁止令」を表明したことが話題になっています。その内容は、来年3月までに、政令市を除く府内の公立小中高校で、携帯電話の持ち込みや校内での使用を禁じるというもの。
引用元:読売新聞(12月5日付け)
波紋呼ぶ橋下徹府知事の「ケータイ禁止校内令」
ちなみに、うちの息子が通う中学校(京都府)では、携帯電話を学校に持って来ることは校則で禁止されています。読売新聞の記事によると、和歌山県や川崎市や三重県でも「一律禁止」の指導をしているとのこと。
携帯は学習に必要ないものだから、持ち込みが禁止なのは当たり前。ですが一方では「各家庭の事情を踏まえて市の指針を策定したい」という意見も。子どもの携帯は親がお金を出して払っているのだから、家庭の事情も無視できない。とはいえ、授業に妨げがあるのなら、やはり禁止はやむを得ないのでは?ないでしょうか。


学校にいるのですから、子ども同士の連絡は顔を見ながら話せばいいことですし、子どもが学校で携帯を使う必要性はないと、私は思います。
また、記事中にあるように、例え学校に持ってくるのを禁止しても、裏サイトへの書き込みがなくなる訳ではありません。ですが、反対に、携帯を禁止したからといって、いじめがなくなる訳ではありません。現実にいじめがある限り、裏サイトへの書き込みも続くでしょう。
私自身、周りに流され、中学入学と同時に子どもに携帯を持たせましたが、今は本当に必要だったのか?と思い直しているところです。
確かに子ども同士の連絡、例えば、クラブの連絡に携帯が使われることはあります。ですが、それも電話でやりとりすれば済むこと。携帯があれば、子どもの帰りが遅くなった時、どこにいるのか確認できて便利、という利点はありますが、遅くなったら遅くなったで、ちょっと外まで様子を見に行けばすむ話。携帯を持たせていなかった以前だって、ちっとも不便ではなかったはずなのに、なんで高いお金を出して買ったんだろうと今では後悔しています。
大人にとって携帯は、会社との連絡のやりとりなど、実用面で必要なものです。ですが、子どもにとって携帯は、ゲームと同じ、高価なおもちゃとなってはいないでしょうか?社会全体で子どもが携帯を持つ必要性が問題となっている今、学校だけでなく、親ももう一度、携帯の必要性を考え直した方がいいのではないでしょうか?