引用元:読売新聞 2月22日付
政府は、乳幼児施策を一元的に担う「子ども庁」創設を検討する方針を固めたそうです。この政策は、幼稚園と保育所を一元化した「こども園」を創設することが最大の狙いなのですが、その一方で、「幼稚園と保育所は機能が違う」「行政機関の新設は行政改革に反する」などの慎重意見も根強くあるそう。
ただ、こういった動きとは別に、すでに幼稚園と保育園が合体した「幼保育園」という新しい形の施設が首都圏などで誕生しています。
私の息子が通う幼稚園は、公立なのですが、3年ほど前から「預かり保育」を実施するようになりました。「預かり保育」とは、親の都合により迎えが遅くなる場合午後4時まで延長して子供を預かってくれるサービスです。私は、小学校の参観や仕事が忙しいときなどに利用させてもらっていますが、このサービスを利用するようになり、精神的にも肉体的にもかなり楽になりました。


この不況時ですので、公立幼稚園に通わせているお母さんの中には、パートタイムで働きに行っている人もいます。また核家族化が進んでおり、産前、産後の手助けが得られない家庭もあります。「預かり保育」は、このような周囲の手助けが得られない環境下で、子育てをするお母さんたちにとっては、非常に心強い存在になっています。
「幼稚園と保育所は機能が違う」という意見もあるようですが、子育てをする母親の立場からしてみれば、それぞれの特徴を生かした「幼保育園」のような施設の存在がもっと増えてほしいと思っているのが本音です。働いている親も、そうでない親も、育児の負担がもう少し軽くなってくれればと思っている人は多いのではないでしょうか?