大阪府での中学校の給食実施率はわずか1割程度。現在、実施している12の市立中学校でも、「給食のない中学校の保護者と不公平になるから」という理由で、今年度での給食の廃止を決定しました。
提供元:関西テレビ2月15日放送
全国的に見ても、平均で8割の中学校が給食を実施している中、京都市では、2004年から給食かお弁当かを選べる「選択性給食」を導入。選択性にすることで不登校の生徒数も減ったそうです。
現在の中学生の食事事情は、朝ご飯抜き、夕食はスナック菓子かインスタントラーメンですます、と言った子どもが多く、給食が唯一の栄養源になっているそう。昔は、子どもにしっかりご飯を食べさせるのが親の仕事だったのに、それを放棄する親が多くなっているんですね。


ニュースでは、週1回、自分でお弁当を作る日を設けている学校を紹介していました。前日は、どんなお弁当を作りたいかを自分で考え、絵や文章で表現。当日の朝、前日考えたメニューをもとに自分でお弁当を作り、クラスの友人達と作ったお弁当を見せ合いながら、おかずを交換しあう光景が映し出されていました。
その学校では、ご飯を作らない親を教育するよりも、子ども達が自らの食に関心を持ち、栄養や健康に気を配るようになったら、という考えから、自分でお弁当を作る日を設けたそうです。
給食費を払わない親もいれば、ご飯を作らない親もいる。便利な冷凍食品や袋を開ければすぐに食べられるスナック菓子が、身の回りに溢れている中で、現代の親は忙しさのあまり、「食」を放棄してしまっているような気もします。
私自身、忙しい時は、ついつい冷凍食品やスーパーで買ってきたお総菜に頼りがちでした。
ですが、賞味期限改ざん問題や偽造事件が続き、食の安全神話が崩壊した今は、なるべく野菜をたくさん取るようするにするなど、食生活に気を使っています。
親のツケが、子どもたちに回ることのないようしたいもの。今のような食の安全に鈍感な世の中だからこそ、子どもの頃からの食生活が重要になってくるのだとも思います。