お子様の病気や、突然の残業・出張など困ったとき。
近くに頼れる親や親しい人がいればいいけれど、事情はそれぞれ、簡単に依頼するのは気がひける…でも、待ってくれない仕事。
こんな予期せぬ事態、幼児のいる家庭では必ず何度か経験するはず。
在宅で会社の仕事をできる場合はいいけれど、出社しなければどうにもならない場合も少なくないですね。とくに、大切な約束や会議があるときは、本当に泣きたくなります。
財団法人 女性労働協会の子育て支援事業、「緊急サポートネットワーク」はご存じでしょうか。(1月24日の朝日新聞/広告記事に掲載)。


お子様の病気や、突然の残業・出張など困ったときに。
さまざまな緊急時に安心して働けるように、お子さまを一時的にお預かりするサービスだそう。
北海道から沖縄まで、全国にネットワークが作られつつあります。
◆緊急サポートネットワーク事業とは?
緊急サポートネットワーク事業は、病児・病後児の預りなどの援助を受けたい労働者と、援助を行いたい看護士・保育士などの資格を持つ方(有資格者)が会員となり、病気・病後時(回復期)などにおける育児について助け合う会員組織です。
◆緊急サポートネットワーク事業を利用するためには
援助を受けたい方(利用会員)、援助を行いたい方(スタッフ)は、緊急サポートに申し込むことによって会員になります。特別な資格など必要ありません。会員の方が安心して援助を行えるよう、緊急サポートでは会員を対象に育児に関する知識・技術を身につけるための研究会を実施しています。
◆サポートの内容
・ 病児、病後児の預かり
・ 急な残業、出張の際の宿泊を伴う預かり
・ 緊急度の高い保育所等への送迎や預かり
詳細はこちら
ちなみに、私の住む兵庫県神戸市では、ひょうご病児等緊急サポートネット(カンガルーネット)として、この事業が展開されています。
料金は、
平日8:00〜18:00 1時間/1000円
(6〜10時間:6000円)という料金設定、高価か否かよりも、親も子どもが安心して過ごせることを考えると、高くはないのでは…と、思います。
真冬から春先、入園後など、環境に変化がある時期、お子さまの体調管理を十分にしていても、やはり不安だし、集団生活を送っている場合はとくに心配ですね。
事業としては、まだまだ拡大途中という感じですが、預かる側もしっかり研修を重ねて、社会を担う子育て支援として、ぜひポピュラーになってほしいです。
子育て中の女性が仕事を始める時に気になるのが、「病気になったらどうするのか」「残業が発生したら困る」。この2点ではないでしょうか。ここが解決すると、社会人としての始めの一歩も踏み出すための一助になると思います。