1月25日付けの京都新聞に綾部市内の学校で実施している「あじわいランチ」のことが載っていました。
京都府綾部市内の小・中学校では、毎年給食記念日に当たる24日に「あじわいランチ」を実施しています。戦争で中断していた学校給食が再開された 12月24日を記念し、給食記念日と定めたのですが、この日が冬休みにあたる為、1月に実施しているそう。綾部市内にある志賀小学校では、この日、地元農家の人を招いて、農家の人が育てた白菜を使った「クリーム煮」を一緒に食べました。
最近、学校給食に「地産地消」(地元で取れた食材を地元で消費すること)を取り入れるところが増えてきました。私の息子達が通う小学校でも、地元で取れた食材が年間を通じて給食に出てきます。1月は「京の味週間」と題し、京都で伝えられてきたおばんざいが給食に登場しました。


地元の人でも今は食べる人が少なくなった「一休寺納豆」(昔、一休さんが考案した納豆で、普通の納豆と違い、黒く乾いていて、塩辛い味がします)や「みずな」「えびいも」などがメニューに登場。食べた子ども達の感想は「食べられないものばかり。今週の給食は憂鬱だ。」でした。
給食は「食文化を知る」チャンス。今は普通の家庭でもおばんざいを作る機会が少なくなり、近くのスーパーでも京野菜を取り扱うことが少なくなりました。もしかして、おばんざいを食べる機会なんて、もうないかも知れません。特別給食は、子ども達にとってもいい経験になったことでしょう。