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幼稚園時代までは絵本が大好きだった娘達。小学校に入って、自分で読む本を選ぶ年代になると、急に本から遠ざかるようになりました。私が昔好きだった「足ながおじさん」「小公子」といった名作や「シュバイツアー」などの伝記を勧めても、あまり興味が持てないようなのです。とはいえ、娘達が自分でこれ読んでみる!と選んでも数ページしか読まずに終わってしまったりで、今の子どもが夢中になる本にはどうやったらめぐりあえるのだろうかと頭を抱えました。


夏休みのある日、書店に立ち寄ると「課題図書」が積まれていました。そこは、東京、神奈川と二自治体のものが置いてありましたので、けっこう種類がありました。「課題図書」といえば読書感想文の宿題がどうしても頭に浮かび、自分が小学生の時はあまりいいイメージをもっていませんでしたが、今の課題図書は子どもが読みやすそうなシリーズもの、アニメにもなっているもの、などとっつきやすそうなものもあり、娘達はうれしそうに駆け寄っていきました。それぞれ自分の学年におすすめされている本を1冊ずつ買ってやると、けっこう面白かったようで、また課題図書の中から選びたい!と買いに行くことを繰り返し、結局かなりの数を制覇しました。それぞれ三年、六年になった娘達は、今では勉強しているとみせかけて本を読んでいる、、、というくらい本好きになってしまいました。
課題図書はいわば専門家からの「この夏のおすすめ」。
今年の夏も知らなかった面白い本に出会えるかと楽しみです。