2008年10月10日読売新聞
自治体が子どもに配布している防犯ブザーで故障が多発していることが9日、国民生活センターの調べでわかった。
 同センターによると今年7月、八王子市教育委員会から「4月に市内の小学1年生用に防犯ブザーを5000個配布したが、夏までに1000個も故障していた」との相談が寄せられた。この防犯ブザーは、全国防犯協会連合会が「優良防犯ブザー」として推奨しているものだった。

防犯ブザーって、壊れていても普通は気づきませんよね。いざというとき、使い物にならないなんて、怖いことだと思いました。


ちなみに、優良防犯ブザーの推奨基準は次のようなものでした。

1.「社団法人 電池工業会規格 防犯ブザー SBA S 1602:2006」の規格に適合するものであること。
2.確実に作動するものであること。
3.外部に鋭い突起物がないことなど、受傷のおそれがないものであること。
4.子どもが携帯するに当たって、適切な重量、形状であること。
(財団法人 全国防犯協会連合会 優良防犯ブザー推奨規程第10条より)

鳴らないのは明らかに2項にはずれると思いますが、衝撃に強いとか、耐久性があるということについては、規定されているわけではありません。
でも、「優良」とつくからには「丈夫で長持ち」を期待してしまいますね。
特に、元気な小学生が持つものであれば、落としたくらいで壊れるなんて、想像しないのではないでしょうか。
「まったく、もらったばっかりの防犯ブザー壊して!アンタは本当にモノを大事にしないんだから!」と、子どもを叱った記憶のあるお母さん、とりあえず子どもに謝っておきましょう。
モノを大切にするお子さんの場合は、とにかく防犯ブザーの点検をしてくださいね。