「みずべがあるから次の子を産む決心がつきました」
「転勤族なんだけど、子育てはみずべがある江東区でしたかったの」
「みずべ」を利用しているお母さん達から、こんな言葉を聞いたことがあります。みずべとは、江東区の子ども家庭支援センターのこと。子育て中のお母さん達から頼りにされているみずべは、江東区に五カ所あります。ここでは、東陽町にあるみずべをご紹介します。
みずべは火曜日から土曜の10時から16時まで遊びに行くことができます。館内にはボールプール、おままごとコーナー、小さな月齢の子用の畳敷きのスペースなどがあるプレイルーム、絵本コーナー、粘土やお絵描きができる体験学習室があります。おもちゃは、がらがら、電車のおもちゃ、お人形、ぬいぐるみ、フェルト製の手作りケーキや野菜、プルトーイなど、まだ動けない子も動きたくて仕方ない子も楽しめるものがたくさんあります。
授乳スペースは和室にあります。和室では、眠ってしまった子どもを寝かせておくこともできます。子どもを寝かせたまま和室を離れても大丈夫。子どもが起きて泣いていたら、気付いた人が教えてくれます。子どもと一緒にお昼寝もできます。
ロビーにはお茶やコーヒーを飲むスペースがあります。子どもが寝てしまった時、子どもがある程度大きくなり少しくらい目を離しても大丈夫な時は、お茶を飲みながらほっと一息。
昼食は体験学習室で。ランチタイムは12時〜13時20分です。給湯室にはレンジもあるので、お弁当を暖めることができます。
トイレは、大人用と子ども用に分かれています。子ども用トイレは、三種類ありますので、子どもの成長に合わせて選べます。トイレトレーニング中の子も安心。
お話会、助産師さんとの懇談会、お誕生日会などイベントもいろいろあります。飛び入りで参加できるイベントだけでなく、事前申し込みが必要なイベントもありますので、HPで確認してみてください。また、スタッフによる電話相談と面接相談、専門家による発達相談や家族相談もやっています。
さてここまでの内容ですと、「みずべみたいな子育て支援施設ってそんなに珍しくないじゃない」と思われるかもしれません。私はみずべがお母さん達から支持されている理由は、次の二つだと思います。
一つは、スタッフの対応がとても丁寧なこと。みずべスタッフの方は、子ども達のことをよくよく見ていてくれます。そして「あっ、歩けるようになったの」「最初に来た時に比べると、とっても大きくなったね」「電車好きなんだよね、はいどうぞ」なんて話しかけてくれるのです。毎日たくさんの子ども達が来るのに、よく覚えていてくれるな、と思います。
またスタッフは、子ども達だけでなく、お母さん達のこともさりげなく見ていてくれます。一人でぽつんとしていると、話しかけてくれます。お母さん達が悩み、愚痴をもらすと、静かに丁寧に聞いてくれます。アドバイスをいただけることもあります。スタッフの一言で育児の不安がやわらいだ、というお母さんは多いのではないでしょうか。私もその一人です。
二つ目は、利用するお母さん達がよその子どもにも目を配ってくれることです。一人で泣いている子がいると「どうしたの?お母さんは?」と声がかかります。自分の子どもと遊んでいる所に別の子がやってくると、一緒に遊んでくれます。子どもが危ない事をしようとすると、その子のお母さんに声をかけてくれたり、止めてくれたりします。だからお母さんは、子どもから目を話し、安心して一息つけるのです。こんな時間ってなかなかないですよね。
みずべには、江東区だけでなく、江戸川区、中央区から遊びに来る人もいるそうです。もちろん無料です。みなさんも一度みずべに遊びに行ってはいかがですか?
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