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7月12日に子育て家族を応援するローソン「ハッピーローソン」が横浜、山下公園にオープンして、早3か月余り。銀杏並木が色づいてきた11月、行ってきました。
こちらは、ローソン主催の「未来のコンビニ」論文コンテストで選ばれた子育て応援コンビニがモデルとなったコンビニで、コンセプトショップとして開いていた日本橋店でのノウハウを活かし、新しくなったものとのことです。
入口を入ってまず、「ほかのコンビニと違うなあ」と感じた事。真ん中にレジがあり、ミッフィ-のグッズ、乳幼児向けのおもちゃや本が所狭しと並んでいます。手前がLawsonのコンビニスペースで、奥に入ると、Travel Cafeがプロデュースするカフェとローソン、トラベルカフェのコラボレートで運営する遊具スペース。
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1歳、6歳の子供と、友人の親子2組で行きましたが、入った瞬間に、遊具に飛びつきました。迷路風になって、子どもたちには魅力的に映ったようです。よちよちの赤ちゃんを連れていると、なかなかじっとしておらず親もゆっくりできないのが現実ですが、こちらでは、段差があまりないので、小さな子も遊具の周りを歩くのを親は見ていられる仕組み。
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ちょうどお昼時だったこともあり、テーブル席は皆、子連れのお母様たちでおおにぎわい。コーヒーを飲みながら、Lawsonで買ってきたものをつまんだり、外のテーブルでお弁当を広げたり、とても自由な雰囲気でつい長居してしまいそうでした。
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Lawson内は、Lawson限定の商品が置いてあったり、横浜土産や、名産品も多く、つい手に取ってしまいます。
カフェスペースは、Travel Cafe。横浜観光情報や、トラベル情報のパンフレットが所狭しと並んでいて、大スクリーンでは、クルーズ旅行の宣伝。横浜港を見ながら、旅行気分に浸れ、子どもたちも親も大満足の場所です。
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ただ、平日に行ったこともあり、店内はそれほど混んでいませんでしたが、休日に行った人は、混んで、入れなかったといっていましたので、時間帯を選ぶ必要があるかもしれません。また、Travel Cafeのスペースに遊具とテーブルがあるため、必然的にそこにいる時間が長くなります。最初は、「カフェにコンビニで買ったものを持ち込んでいいの?」
と戸惑ったのも事実。カフェは、飲み物だけだったので、お昼時は、皆お腹がすいて、コンビニでおにぎりなどを買って食べていました。カフェで、ちょっとしたランチがあればいいと思います。
ここ最近、社会で企業の育児支援を促す、母親の居場所づくりを社会全体でつくろう、という風潮になってきていますが、実際に育児中の世代にとって、まさにこういうことを望んでいた!というのが実感です。
駅のエレベーター設置などもその一つ。ベビーカーを持ちながら階段を上り下りするのは、かなり大変なのですが、ましてそれが何十段もあるものなら、それだけで電車に乗るのをを躊躇してしまいます。ここ数年で、かなりの駅でエレベーターが設置されましたが、地下鉄などはまだまだです。
最近は、エレベーターがない駅で、階段をベビーカーを担いで上り下りしていると、
「お手伝いしましょうか?」という声をかけてくれる方が多くなりました。
その方たちは、大半が、子育てを終えられた中年の女性。その方たちが子育て世代には、もちろん、エレベーターなどなかったのに、
「ベビーカーをもって階段の上り下りは大変よね?」
と言ってくださるのです。
でも、そんな方たちに重いものを持つ手伝いなど、お願いできません。
「ありがとうございます。でも大丈夫です」とつい言ってしまうのです。
北欧では、ベビーカーなどを持っている人が階段の上り下りをしようとすると、かなりの確率で、男性の方が、ものも言わずに(または一言二言で)ずんぐりと持ってくれます。
幼少のころから、弱者には優しく、といった教育を受けてきた賜物なのでしょうか、日本も、早く男性の方が「お手伝いしましょうか?」と声をかけてくれる社会になってほしい、と切に願わずにはいられません。
(取材/石川ひろみ)