携帯電話サイトに存在する、中高生たちに人気の「プロフィルサイト」、通称「プロフ」。
最近、このサイトを巡る事件やトラブルが耐えません。こういった現状に対し、群馬県教育委員会は、全国初となるネットパトロール事業を開始しました。
引用元:産経ニュース 9月3日付け
誹謗中傷・・・中高生トラブル急増の「プロフ」 格闘する見回り先生
「プロフ」問題に関心のある県内の中学校10校にそれぞれ携帯電話を1台ずつ配布。「PROHOO!」などのポータルサイトから検索し、モニタリング、サイトの書き込みなどをチェック。書き込みなどで気付いた点を調査票に記入し、問題があると判断した場合は、生徒に直接指導することもあるそうです。
こういった先生方の活動に対し、業者側が見つからないよう、サイトを密室化。その為、問題のサイトがなかなか見つからなかったり、指導した生徒が傷つき自殺したこともあって、活動はなかなかうまく進んでいません。また、放課後時間も含んでいる為、携帯問題にどこまで教師が関与していいのか、という問題もあります。
先日、私が話を聞きにいった「ケータイ安全教室」では、こんな事を言われました。「現実の人間関係でさえうまく築けない子どもたちなのだから、言葉だけ(のやりとりの)世界で、コミュニケーションがうまくいかないのは当たり前ですよ。」と。
何気ない一言が相手に反感を買い、売り言葉に買い言葉でどんどんエスカレートしていき、ついには事件にまで発展することが多い「プロフ」。大切なのは、言葉だけでなく、顔と顔のコミュニケーションです。携帯電話に依存した関係ではなく、どういう関係が友達なのか。子どもが携帯電話を持ち始めたら、まず最初に「友達」や「コミュニケーション」について話すことも、必要かもしれませんね。