連休中に大型複合商業施設にいくと、よく見かけるのが父親がベビーカーを押す姿。
母親から「ちょっとアナタ、私が洋服見る間、赤ちゃん見ててね」と言われて引き受けました、みたいな雰囲気の人もいますが、自分の役割としてスイスイコロコロ自然な感じの人も多いです。
最近のベビーカーはお洒落ですね。デザインや色もさまざま、大きさも私の赤ちゃん育て時代よりひと回り小さくなったような。
中には、外車っぽいスマートな躯体のものも。ロゴを見れば、やはり。お母さんが選んだのか、お父さんのセレクトか。ふたりで相談して「ベビーのうちから外車を」と決めたのか。いずれにせよ、親子ともどもそれなりにファッショナブルに見えます。
 実際に今、育児パパ・ママの間で輸入欧州車(輸入ベビーカー)の人気が高まっているそう。
欧州といえば、石畳の道。溝やでこぼこで、赤ちゃんの乗り心地が悪くならないようにサスペンションも工夫され、タイヤにも空気が充填されているとか。車体も大人っぽいモダンなデザイン。クマちゃんお花いっぱい! のファンシーな「乳母車」ではないのですね。お値段も10万円以上するものも。(4月26日付/日本経済新聞<夕刊>)


 インターネットで調べてみると、2006年に発売されたマクラーレン(Quest)×ケイト・スペードのコラボバージョンは、お洒落な両親の目にかない大ヒットしたシリーズの新作(すでに販売は終了しています)。
http://akasugu.net/special/nin/index021.html
車好き垂涎のあのフェラーリからもベビーカーが発売されていて、日本国内取扱いメーカーの「アップリカ葛西」のサイトで見てみましたが、4月末現在チャイルドシート以外は掲載されていないようで残念です。
http://www.deplano.jp/bonboture/category.php?cid=68#01
オークションで中古のものを発見! 「自慢ではないですが…街で同じベビーカーに遭遇したことは一度もありません。結構稀少だと思います」などと、車好き大人目線のコメント入り。結構高額で落札されています。
 こうなるともはや乗用車選びの感覚? 乗っている赤ちゃんも注目を浴びて、ますますうれしそうな両親…お散歩が楽しいのはいいことです。
 上の記事によると、現在の輸入ベビーカブームの担い手は30代の父親中心。この世代が子供のころにスーパーカーブームの洗礼を浴びたことと無関係ではないだろう、と分析されていますが、「このベビーカーならパパも喜んで赤ちゃんを連れて出してくれそう」という母親の期待も乗せているのではないでしょうか。