今日、NHKの朝のニュースを見ていたところ、出生率の低下の続く全国で、唯一、出生率が上昇している県があり、それが福井県だそうです。福井県は、2006年度から、第3子以降の妊婦健診と、3歳までの保育料を原則無料とする「ふくい3人っ子応援プロジェクト」を始めたことで話題に。働いていない母親への支援として、保育所での子どもの一時預かりも無料だというから本当に羨ましい限り。
医療費についても、既に2001年から、3歳未満のすべての乳幼児と、3子以上の世帯の子供を就学まで全額公費負担にしているそうです。ニュースでは、福井県在住の子育中の女性が何人か取材されており、「3人子どもがいて本当にラッキーです♪」と笑顔で答えていたのが印象的でした。
福井県は、そもそも3世代同居や共働き家庭が多いという地域特性もあると思いますが、自治体の少子化対策の効果が顕著にあらわれたよい例ではないでしょうか。
金銭的なことばかりではなく、子どもを産むことが歓迎されるという風潮も、出生率の上昇に一役買っている気がします。
世界的に見ても、少子化を克服したフランスやデンマークなどは、政府の少子化に対する手厚い対策が功を奏したと言われています。
私の住んでいる横浜市では、子どもの人口が多いこともあり、すべての世帯が受けることができる少子化支援は「0歳児の医療費無料」と極めて限定的。人口の多い都市部の少子化対策がどのようになるのか、今後目が離せませんね。
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