政府が導入したエコポイント制度の影響で、本年7月の薄型テレビの出荷台数が、前年比41%増とのこと。この数字を見るとエコポイントが市場を動かした結果といえそうだ。
そんな中、我が家でもエコポイント制度の恩恵を受けるべく、アナログ停波にともなうテレビの買い替え予定を前倒しにして、今月、テレビを新調した。
T0724H_kyowasoft.jpg新しいテレビは、42型のプラズマテレビ。夫婦揃って大の映画好きだが、小さな子供がいるため、ここ最近の映画鑑賞法はもっぱら自宅でのDVD 鑑賞。
そこで、少しでも自宅での映画鑑賞を楽しめるよう、映画視聴に向いている「プラズマテレビ」を購入したのだが、新しいテレビには、「アクトビラ」( テレビをもっと楽しむための、新しいネット・サービス) というおまけのサービスもついていた。
この「アクトビラ」とは、対応テレビにブロードバンド回線をつなぐだけで、あらゆるサービス/コンテンツを、リモコンひとつで楽しめるというものだが、これでもって、なんと映画や海外ドラマもレンタルできるというから嬉しい。
これはいわゆるビデオ・オン・デマンド(VOD)型の映像配信サービスのことで、約8,000ものビデオ作品数の中から、いつでも見たいときに見たい作品をピックアップして大画面テレビで楽しむことができるのだ。と、いうわけで、テレビが届いた日に、早速そのサービスを試してみた。


使う前は、「画面が切り替わらなかったり、映像のブレなどがあるのでは?」などと思っていたが、実際試してみると「視聴しにくい」といったストレスを感じることはなく、操作方法もいたって簡単、またハイスペックなテレビのお陰でハイクオリティの映像と音声で映画鑑賞を存分に楽しむことができた。
また、作品をビデオレンタルショップへ返却しなくて済むという点が、ネットワークを介した「映像配信サービス」ならではの利点だと実感することができた。
一般的に、今まで、テレビはただ送られてくる番組を見るだけという使い方が主流だったが、2011年に地上デジタル放送が開始されると、サービスが多様化し、テレビの使い方が大きく変わるといわれている。
具体的には、地上デジタル放送になることで高品質な放送を楽しむことができるだけでなく、一画面上で複数の番組を同時に表示できたり、テレビ番組と連動したデータ放送を受信できたり、リモコンの操作で視聴者参加型の番組、例えばクイズやリクエスト番組などに参加できるといった双方向のサービスも可能になるようだ。
ネットワークを介して楽しめる「アクトビラ」では、前述の映像配信サービス以外にも、ニュースや天気予報、地図・交通情報をチェックしたり、ピザなどの出前を注文したり、「ナンバープレイス」や「記憶力ゲーム」といったミニゲームも楽しんだりすることができる。使用面においては、リモコンの簡単な操作でできることや、大きなテレビ画面で情報を見られることが、お年寄りの方や、パソコンや携帯電話での操作が苦手な方でも楽しめるように思える。
様々なものがデジタル化されて生活がますます「便利」になる時代。今後、テレビ放送(地上波)もデジタル化されることで、今までできなかったことができるようになったりと、私たちの生活は「もっと便利」に進化し、テレビの楽しみ方も広がるだろう。
地上デジタル放送時代の到来前に、「アクトビラ」でひと足先に『新しいテレビ』を体感、「便利」さを享受してみるのもいいものだと感じた。