まだ暑い盛りの、8月某日。
外出先で喉が渇いたので、冷たいコーヒーを買おうと
最寄のコンビニエンスストアに入りました。
飲み物コーナーに直行し、いつも購入しているコーヒーを
手に取った・・・次の瞬間。
私の目は、あるものに釘付けになりました。
ある緑茶のペットボトルについていた、『なつかしテレビキャラ』のおまけです。
『できるかな』『はたらくおじさん』、『いちにのさんすう』などの、
私の年代(30代後半)には懐かしいキャラクター人形が、
レトロなテレビ型の枠に入っているという、とてもたわいのないものです(ページ下写真)。
けれど、それを見た私は、持っていたコーヒーを棚に戻し、
ふらふらと惹かれるように、そのお茶を手に取ったんですね。
さらにペットボトルを物色し、子供の頃大好きだった、
のっぽさんとゴンタくんの入っている『できるかな』のおまけを選びました。
また、その後、他のキャラクターのものまで手に入れてしまいました。
普段はほとんど買わない商品なのにも関わらず、
そして、コーヒーが飲みたかったにも関わらず、
その時私は、「おまけ欲しさに商品を選ぶ」という心理に、完全に陥っていたのです。
おまけだけでなく、プレゼント欲しさに購入すること、
同じお金を払うのならば、ポイントカードを持っているお店で購入しようと思うことも、
あるでしょう。
おまけにしても、ポイントのサービスにしても、それらは、
普段商品を購入しない層の顧客を取り込むにはどうしたらいいか。
継続して買ってもらうようにするには、どうしたらいいか。
と常に考えている、企業のひとつの、作戦なんだろうなぁと思います。
そして、その作戦に見事に誘導された結果、
私のような「おまけ欲しさについつい購入してしまう」消費者が出てくるわけです。
でも、おまけも捨てたものじゃありません。
●これを、おまけでもらっていいの?
●これも、タダで付いてくるの?
など、本当に、様々なものが、意外な商品についています。
私たち買う側も、商品そのものが「本当に必要なものなのか」、「値段は妥当なのか」など、
自分のものさしで見極める必要はありますが、
たまには「おまけの魅力」にはまってみるのも、楽しいかもしれません。
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