夏休みに子どもたちと映画を見ようという話になりました。長男(中1)の希望は「ダークナイト」。そこで事前にインターネットで座席予約をしようとしたら、「ダークナイト」には日本語吹替え版がないではありませんか。
「バットマンなのに?なぜ?」と思って調べてみると、「ダークナイト」は暴力シーンの激しさから、イギリスでは12A(12歳未満は保護者同伴)、アメリカではPG−13(13歳未満には不適切)となっていました。暴力に甘い日本では、年齢制限はついていませんが、「お子様向けではない」という配給会社側の自主的判断なのでしょうか、日本語吹替え版は制作されなかったようです。
インターネットの世界では、映倫のような規制はほとんどありません(一部アダルトサイト等にはありますが)。そうであれば、親がフィルタリングソフトを利用して規制をかけるのは、ごく当たり前のことだと思います。
でも、一方で中学1年の長男が「ダークナイト」を見たいと言った気持ちもよくわかります。
次男がいなければ、もしかしたら私は「ダークナイト」を見に行ったかもしれません。
そういうものを見ても大丈夫な年齢になってきたと思うからです。


子どもに何がふさわしくて、何がふさわしくないか、それは各家庭での判断によるとは思いますが、年齢によって段階を踏んでいくのは当たり前のことではないでしょうか。
3歳の子どもにナイフは与えません。手の届かないところに置くでしょう。でも、10歳になれば一緒にりんごのむき方を練習し、15歳になればきちんと刃物が扱えるようになってほしいと思うのと同じです。
インターネットもナイフと同じように血が出るほど危険であると同時に、とても便利なものでしょう?きちんと使いこなすことを子どもに教えたいと思っています。
今、長男にパソコンを買う話が出ているので、フィルタリングソフトのこともいろいろと調べているところですが、有害で悪質なサイトやメールをシャットアウトする以上に、モニタリング機能が充実しているフィルタリングソフトに魅力を感じているのは、そんな理由からです。
インストールしたら子どもを放っておいてもOKの完璧なフィルタリングソフト… ではなく、一緒にインターネットの使い方を学んでいくことができるソフトが私の理想です。