引用元:京都新聞10月10日付け・19面記事から
親は子どもの話を聞いていると思っているようですが、子どもから見れば、聞いてもらっていないと思っているそう。インターネットを通じたアンケートでは、実に28.1%の子どもがお母さんに、48.0%がお父さんに話を聞いてもらっていないと感じているそうです。
会話を通して相手が自ら考え、決断し、行動を起こすよう促すコミュニケーション術を「コーチング」と言います。これまでは上司と部下のコミュニケーションを円滑に行うため、企業が採用するケースが主だったのですが、最近、家庭での親子の会話にも、コーチングを取り入れる動きが出てきています。
全国のあちこちで開催されている、コーチングを親子で学ぶセミナーでは、子どもが感じる目線を親が確認し、子どもの話を丁寧に聞くことを指導しています。
忙しい中、子どもの話をじっくり聞いてやることはなかなか難しいもの。実際、私自身も子どもの話を聞くときは、仕事や家事など、何かをしながらということが多いです。それでもなるべく最後まで話を聞いてやるように努力はしていますが、時間がないときは途中で切り上げてしまうことも・・・。これは、一番してはいけない行為だそうです。
親子の会話で気をつけることは、親が子どもの話を聞く時は、途中で話に口を挟まず、最後までじっくり聞いてやること。そうすることで、子どもに自己肯定感を持たすと同時に、安心感を与えることができるそうです。
忙しい、忙しいと言わず、せめて会話だけはじっくり聞いてやる時間を作ることも大切なんですね。これからはなるべく「ながら」でもいいから、最後まで子どもの話を聞いてやろうと思いました。