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子どもを一時的に預けるとき、ついつい心配してしまうことっていくつかありますよね。
「どんな施設なの?」「保育しているのはどんな人?」「料金はいくら?」「ほかの子ども達と仲良く遊べるかしら」
何もわからないまま子どもを預けるのはちょっぴり不安。突然連れてこられた見知らぬ場所に、子どもは戸惑ってしまうかも・・・。
でも子ども達がいつも遊びにやって来る、遊び慣れたこの場所であれば大丈夫。さてその場所とは・・・?


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東京都江戸川区にある「共育プラザ南篠崎」では、2007年5月より一時的に子どもを預かるサービスを始めました。毎週火曜日から金曜日、9時半〜14時半までのあいだ1時間単位で子どもを預かってくれます。1人の子どもにつき1人の子育てサポーターが専任でついてくれて、料金は1時間800円。
「共育プラザ」とは、以前は児童館と呼ばれていた施設。2年前に「共育プラザ」という名称に変わり、子育て支援の場として毎日たくさんの親子が遊んでいます。
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この日、館内には一時預かり中の子育てサポーターさんとお子さんが2組。
エプロンをして、「子育てサポーター」というカードを下げていなければ、まるっきりごく普通の親子の風景。つきっきりで見ていてくれる。まわりの子ども達がお母さんと一緒でも、こんな風に常に1対1で接してくれるなら寂しくなさそう。
館内で一時預かりを行う1番のメリットは
「安心して預けられることですね」
と、館長の内藤さん。
「日頃よく遊んでいるこの場所であれば、保護者の方も安心ですし、子どもが不安になる心配も少ないでしょう。手遊びや紙芝居などのプログラムに参加したり、来館しているお友達と一緒に遊んだりすることで、楽しい時間を過ごせると思います」
先月実施したアンケートで、曜日拡大や時間延長など、さまざまな意見や要望が寄せられたことについても「要望の多いものはできるかぎり取り入れ、利用者の声にこたえていきたい」と嬉しい展望も語ってくれました。
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この一時預かりサービスの土台でもあり、スタートするきっかけとなったのがファミリー・サポート制度です。依頼したい人、引き受けたい人がそれぞれ会員登録をし、助け合って子育ての援助をしていくというファミリー・サポート制度は、全国の多くの自治体で行われています。
ファミリー・サポート制度は、会員の自宅で援助活動をするのが原則。しかしお手伝いをしたいけど自宅を活動の場として使用するのは難しい・・・という事情のある人も。そこで自宅での援助活動ができない会員のために、共育プラザを提供しようと始まったのがこのサービスです。
小さな子どもがいると、あちこち身軽に行動できないもどかしさを感じることもあるものです。
こういった一時預かりサービスを利用することで、子どもとの生活をより快適に楽しく過ごしていきたいですね。(取材/秋元美香子)