日々育児をする上で、色々な育児書や雑誌から情報を得ることも多いと思いますが、私がオススメなのは、この「子育てハッピーアドバイス」シリーズ。
200万部を突破した話題の育児書シリーズです。ほんわかと優しいイラストとあいまって、読み終わるとホッと肩の力が抜けて、元気が出てくる一冊です。
この本のいちばん素敵なところは、「子育てはこうあらねばならない」という理論書ではないところ。わが子のよいところを肯定して、何より母親である自分自身の気持ちや生き方を肯定する。これだけのことで、育児がぐっとラクになり、日々が楽しくなります。また、「母親のサポート」に焦点をあてているところにも、共感がもてます。
昨日発表された平成19年度版「男女共同参画白書」では、日本の女性労働力率は41・4%で、米国等と同水準にも関わらず、管理職はわずか1割と極端に低いという事実が浮き彫りになりました。
さらに、日本の国家公務員や上位職に占める女性の割合は最下位、国会議員に占める女性の割合は12カ国中11位。女性が政治や経済活動に参加し、意思決定に参加できるかどうかを測る指数(ジェンダー・エンパワーメント指数)は75カ国中42位。
日本の女性の社会進出の遅れが、少子化と密接につながっているように思えます。
そんな中で、「母親のサポート」に焦点をあて、「子が宝なら、母親も宝」というこの本の姿勢は、キラリと光っています。


実際に、私が子育てをしてみて気づいたことは、子供とは親が一方的に世話や指導をするという存在ではなく、お互いの存在を肯定して支えあうことで、生きる力になるということ。そこで、私なりに「子どもに言われた最高の一言」を考えてみました。最近、娘に言われて感動した言葉が2つあります。
★一つ目★
私:「みんな(子供たちは)ママに対して不満足なんでしょ?」
娘:「ママが満足ならみんな満足なんじゃない?」
ふだん仕事にかこつけて相当手抜き育児をしている私。自嘲気味にこの言葉を発したのですが、娘からは意外な一言。そうか、私が日々充実して満足した日々を送っていれば子供たちも幸せなんだ、と開眼しました。
★2つ目★
私:「子供も3人いるし、もう人生で思い残すことはないかな〜」
娘:「まだママは全然成功してないよ。これから成功するんだよ!」
ちょっと守りの姿勢に入った私に対して、娘からのエール。そうか、私って全然成功してないじゃん、もっと夢をもたなきゃ、とハッとしました。
早いもので、上の子供2人は、中学生と小学校高学年。口達者で生意気な10代になり、益々育てにくくなってきていますが、お互いの存在を肯定し、よい関係を築いていきたいと心から思います。
子供たちは自分を映す鏡。
自分勝手な私に色々なことを気づかせてくれる素敵な3人の子供たちの存在に、感謝したいです。