「授乳服」というのをご存じでしょうか？見た目は普通の洋服なのですが、胸のところにスリットなどが入っていて、赤ちゃんに授乳する際、さっとおっぱいが出せるよう工夫された服のことです。
この授乳服の製作を長年手がけ、まさにパイオニアといえる『モーハウス』さんが、青山でファッションショーを開催するとのこと。さっそく見学に行ってきました！
<◆> 授乳ルネサンス！？アクティブ子育てママ3人が熱いトークを展開
まずは、アクティブな現役子育てママのトークライブからスタート。
助産師の三宅はつえ先生、雑誌『CREA』の井上敬子編集長、そしてショーの主催者でもある『モーハウス』代表の光畑由佳さんという、仕事も子育てもパワフルに楽しむ3人が「母＝女を降りる、ってことじゃないのよ」、「母になってもおしゃれでいようよ！」と、ご自身の経験談とともに、熱く語ってくださいました。
また、主にファッショナブルな独身女性をターゲットにしている雑誌『CREA』で、「母になる！」を特集したところ、大反響だったとか。おしゃれな授乳服の登場で、母であることとおしゃれであることが両立する、「授乳ルネサンス」(三宅先生）の時代がようやくやってきたのかもしれません。
トークの後には、赤ちゃんのママによる「授乳ショー」も。「授乳ショー」とは聞きなれない言葉ですが、授乳服を着たママが私たちの目の前で赤ちゃんにおっぱいをあげるところを見せてくれるのです。授乳服を着ているのでおっぱいは全然見えません。それどころか、言われなければ、赤ちゃんにおっぱいをあげていることすら気づかないかも。
これなら、外出時にも人目を気にせずに赤ちゃんにおっぱいがあげられますよね！
<◆> おしゃれでステキな授乳服が続々登場
さて後半はおまちかね、授乳服のファッションショーです。授乳服というと、なんとなくあか抜けなくてダサいというイメージがありませんか？
ところが、ショーを見てびっくり。とってもおしゃれでステキなんです。キャリアウーマン風の白いシャツあり、ハートのワンポイントが可愛いＴシャツあり、70年代風のワンピースあり。「これがほんとに授乳服？」と、これまでのイメージが一新。授乳が終わってからも活躍しそうな服ばかりです。
さらにショーの最後には、なんとウェディングドレスも登場。ベビーが生まれてから結婚するカップルも多い昨今、結婚式の間におっぱいをせがまれることだって当然あるはず。ウェディングドレスの授乳服、斬新なアイデアですが今後主流になっていくのかも！？
なお、ショーに出演したモデルさんのうち大半は、一般公募に応募した子育て中のママなのだそう。授乳服を着て歩く姿は堂々としていて、プロのモデルさんも顔負け。母として、女性として、キラキラと輝く姿がとっても印象的でした。 (取材 倉井美穂）
『モーハウス』HP
http://www.mo-house.net/
コメント