2014年8月27日、グーグル株式会社東京オフィスにて、リモートワークや在宅勤務の導入を検討している企業の経営者様を対象に、Google Apps for Business(TM)セミナーを開催いたしました。当日はあいにくのお天気であったにもかかわらず、多くの方にご参加いただきました。
第一部「Google の成長を支える企業文化とワークスタイル」では、グーグル株式会社エンタープライズ部門SMBセールスアカウント・エグゼクティブの坂本奈央氏にお話しいただきました。
今や世界中の情報検索を牽引する大企業となったグーグル社。
創業以来、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」というただ1つのシンプルなミッションの下、Google Glass(グラス)や自動運転車など、不可能を可能にするさまざまなプロジェクトに取り組んできたそうです。
「イノベーションとは、スピーディーな共同作業の繰り返しによって生み出されるものだとグーグルでは考えています。いかに現場や顧客の声をリアルタイムに収集し、戦略に役立てられるかが重要であり、それを実現可能にするサービスがまさにGoogle Apps(TM)なのです。」と坂本氏。
また、社員間のコミュニケーションの円滑化が、プロジェクトにおいても自由な発想を生み出す相乗効果があることに着目。互いに感謝し合い、自由に語り合える機会を頻繁に設けるなど、風通しの良い環境作りをグーグル社全体で心がけているとのことです。
グーグル社が、4年連続で「働きがいのある会社」第1位に選ばれた理由も納得できるのではないでしょうか。
そして第二部では、株式会社壱頁代表取締役常山あかねより、
「ITで実現!創業15年目の当社が提案する超効率的ワーキングスタイル」
についてお話させていただきました。
2006年の創業以来、社員全員がフル在宅でリモートワークを実践し続ける壱頁。
コミュニケーションや業務の効率化を図るために、日々、Google Apps(TM)をどのように活用しているのか、さまざまな事例を基に弊社のワーキングスタイルをご紹介させていただきました。
Google Apps(TM)の基本的な機能のご紹介や、ハングアウト(テレビ会議)でリモートデスクトップやドキュメントの共有 ・同時編集を行うデモンストレーションを通じて、Google Apps(TM)の実際の操作イメージを実感していただけたのではないでしょうか。
その他には、公開サイト、社内ポータルサイト、カレンダーによる勤務時間集計ツール、フォームを利用した営業日報を中心に、Google Apps(TM)をもっと便利に活用するための弊社オプションメニューや、皆様から知りたいとご要望の高かったGoogle Apps(TM)のセキュリティの堅牢性についてもご説明させていただきました。
後半ではゲスト講師として、グローアップ社会保険労務士事務所の岡本重信先生に「多様な働き方を実現するための社内規定についての留意点」についてコメントをいただきました。
Google Apps(TM)のユーザーでいらっしゃる岡本先生は、実際に事務所でもGoogle Apps(TM)を活用してリモートワークを実践されているそうです。
「社内規定があいまいなままだとトラブルを招きやすいため、多様な働き方を実現するためには、しっかりとした社内規定を整備する必要があります。」とリモートワークを導入する際の留意点について、社会保険労務士の立場からお話しいただきました。
第三部の上田公認会計士事務所パートでは、特別講師として組織開発コンサルタントの曽根原秀典氏をお招きし、「組織力を最大化する遠隔でのコミニュケーション手法」というテーマでご講演いただきました。
些細なことで起きてしまいがちな組織内のミスコミュニケーション。どのような点に配慮すれば円滑にコミュニケーションを図れるのか、人材育成ツール「エニアグラム」を使って組織力を最大化する手法についてお話しいただきました。
「頻繁に顔を合わせる機会が少ないリモートワークだからこそ、社員同士の気質を互いに理解した上でチームビルディングを行うことが重要です。」と曽根原先生。
人と関わる部分こそアナログさを大切にしなければならないというお話が印象的でした。
セミナーに参加された皆様からは、このようなお声を頂戴しております。
- 「Google(TM)が掲げる10の事実」など徹底したユーザー至上主義が印象深かった。グーグル社がここまで急成長したのも納得。
- リモートワークについて、いくつものヒントをいただくことができました。まさに自社がやりたかったことにピッタリです!
- Google Apps(TM)の導入を検討しているので、社内のIT担当者と一緒に参加しました。すぐにでも導入したいので、自社の業務形態にあった活用方法を壱頁に相談したいと思います。
- 大変興味深く聞かせていただきました。リモートワークならではの苦労談ももっと知りたいです。
- 普段から社内でコミュニケーション不足を感じていたので、今回のセミナーに参加して問題解決への糸口が見つかった気がする。
今後もお客様へ、有益な情報を提供できるセミナーを開催していければと思います。
お越しいただいた皆様、お問い合わせいただいた皆様には心より御礼申し上げます。