2月2日付けの毎日jp(毎日新聞社)によると、信州大学医学部付属病院の産婦人科では2月1日から助産師外来を始めたそうです。助産師外来とは、妊娠がわかってから出産まで15回ほどある検診のうち数回を助産師が行うというもの。最近では回数の違いはありますが、多くの病院が導入しています。
助産師外来には、産科医の負担軽減と、妊婦がゆっくりと助産師に相談する時間を持つことで安心してお産に臨めるというメリットがあります。検診は、体重測定、血圧測定、腹囲・子宮底長測定、問診などを行います。妊婦は質問したり、アドバイスを受けることができます。しかし産科医が相手ですと、なかなかゆっくり質問することはできません。病院は混んでいますし、「こんなこと質問したら笑われるかも」などと考えてしまいます。ところが信州大学の助産師外来では、30分程度の時間をかけて検診を行ってくれるのだそうです。これならばちょっとした疑問や不安も相談することができます。


同記事には妊婦さんの「妊娠期間中に助産師さんに相談できるので、安心してお産に臨める」とのコメントが載っています。この方は3人目のお子さんを妊娠中だそう。経産婦だって妊娠中は不安になるのですね。
子供を授かったことがわかり、どこで子供を産むか悩んでいる方は多いと思います。病院、助産所、自宅のいずれにするか、病院にするとしたらどこにするか…。病院を選んだ方は、検診時にゆっくり相談できる助産師外来がある病院を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。