tag.JPG二年目の節電を迎え、梅雨明けから続いた猛暑、そして長引く残暑と、今年も暑い夏でした。また、ロンドン五輪の開催などもあり、一層、熱気を感じた夏であったように思います。
そんな暑い中、節電対策も兼ねて、家に居る時によく着ていたのが、タンクトップです。でも、困ったのが、タンクトップの背中側についている表示タグ。ちょうど首の後ろに当たって、ちくちくするのです。
汗をかいてもすぐ乾き、サラッとしているので着心地が良く、商品自体は気に入っていますが、あまりにちくちくするので、タグが縫いつけてある部分を、生地まで切らないようにと、慎重に外しました。
Tシャツやタンクトップのような肌に近い衣類は、表示タグが肌に接触しやすいので、ちくちくするという方は多いのではないでしょうか。私はこれまでに、面倒臭いなと思いながらも、ちくちくするのが嫌で、タグを外した事が何回かありました。タグが上手く外せなくて、生地に切り込みが入ってしまった事もあります(^_^;)
しかしながら、表示タグには、消費者が商品を正しく選択するために必要な事項が記載されています。


衣類の表示に関しては、法で定められているものと、業界団体が任意で表示しているものがあり、例えば、家庭用品品質表示法では、生地に使われている繊維の名称と混合率(%)を表す組成表示や、洗い方、アイロンのかけ方や干し方などを表す取り扱い絵表示が義務づけられています。
そして、組成表示や取り扱い絵表示などの必要事項は、大概、身ごろの左脇下についているタグに書かれている事が多いと思います。そうすると、Tシャツやタンクトップのような肌に近い衣類の表示に関しては、左脇下の方についているタグだけでも良いのではないかと思うのですが。
サイズ表示などが、直接、生地にプリントされている商品を時折見かける事もあり、これなら首の後ろあたりが、ちくちくしないだろうと感心する事も。消費者が正しく商品の選択をするために必要な表示タグですが、できれば、肌にやさしくあってほしいなあと、暑かった夏を振り返りながら思うのでした。