今年も沢山の製品のリコールがありました。
大きくニュースに取り上げられたものから、新聞に小さく載ったもの、様々ですが、それが自分の家にあるものだと大騒ぎです。
clip001.gifそして、我が家にもありました、リコール対象製品が。
ドラム式の洗濯機です。
発火の可能性ありとのことなので、外出時に洗濯機を動かしておくことが不安で、洗濯物はたまるばかり。
2年ほど前にもリコールで部品交換があったものです。正直なところ、またかという気持ち。更に、今年の初めに蓋が開かなくなり、修理点検に何度もきてもらったばかり。その後も乾燥に時間がかかりすぎていたので、買い替えた方がいいのかな?と憂鬱になりました。
そうはいっても高かった洗濯機、まだ3年ちょとしか使っていないのでそう簡単にあきらめはつきません。


今年の始め、我が家の洗濯機は突然蓋が開かなくなりました。
その前から、乾燥の時間がとても長く、5・6時間乾燥しているのでおかしいなと思っていたところ、いつものように洗濯・乾燥をセットして外出し、帰宅したら蓋が開かなくなっていました。
リセットしてもコンセントを入れ直しても、全く開きませんでした。運悪く土曜の夜の出来事で、生乾きの洗濯物は月曜日の夕方まで洗濯機の中で臭くなりながら放置するしかありませんでした。
その時は3回ほど修理をして、はっきりした原因はわからないまま、動くようになりました。
しばらくは調子がよかったものの、また最近になって乾燥に時間がかかるようになり、不安になり始めた頃、今回のリコールとなりました。
交換に来てくれたサービスマンは、始めに「調子の悪いところはありませんか?」と聞いてくれ、今までの経緯を説明しました。すると、いろいろとわかり易く説明してくれました。
まず、洗濯乾燥に時間がかかるのは、洗剤の量が多いことが考えられること。
私は液体洗剤を使い、容器の説明にある量より心持ち少なめに洗剤を入れていたので、すぐには信じられませんでした。しかし、ドラム式洗濯機の仕組みや水の量の説明をしてくれ、それは理にかなっていました。
更にその後の部品交換時に、内部にある水や空気を通すフィルター部分が洗剤カスで覆われている現物を見せられ、洗剤量が多かったことに納得しました。
でも、洗剤の量が多いって、どこで判断すればよかったのでしょう?
みなさん、洗剤容器の説明以外にどこかを確認していますか?
私が不勉強なだけだったのかと、その点はすっきりしていませんが・・・
次に、今回のリコールは、お風呂場に洗濯機を置き、水がかかる状況で使っていたところで発火したということ。特異な状況ではあるが、事例は事例なので部品交換をしているということでした。
この記事を投稿するにあたり、再度メーカーのホームページを確認しましたが、「どんな状況で使うと」という説明はありませんでした。
原因として「ヒューズの端子が」「屈曲疲労」などの説明ももちろん必要だと思いますが、ただ「発火の可能性があります」だけでは必要以上に消費者は不安になるだけなので、もし本当に特異な状況での発生であれば、できるだけ詳しく状況を公表して欲しいと思います。
また、とても親切・丁寧に説明し対応してくれたサービスマン。このような方がいるとこの会社の製品をまた使おうと思います。限られた時間の中、とても嬉しくなりました。
製品の不具合なのに、こちらが心から「ありがとうございました」といえる対応、素敵でした。
今年の私の家事は、洗濯機に始まり洗濯機で終わった一年でしたが、不調だった原因もわかりすっきりした気持ちで年末を迎えることができて、ホッとしています。
来年もリコールはあると思いますが、消費者が極度に不安にならないように企業は適切な情報開示をしてもらいたいと思います。
リコールが悪いことではなく、コストや企業の評判を優先しリコールしないことが怖いのです。
安全なものまで何もかもリコールして欲しいとは考えていないので、消費者が判断できる情報をホームページ等でも開示して欲しいと思います。